商品先物取引を勝率で語るウソ


・よく投資顧問業者の宣伝文句に、勝率●●%の投資法や、当方、必ず当る極秘情報を入手、などの誇大広告で募集をかけ、有料会員制で商売をしているサイトを、最近多く見かけます。皆さんも興味本位でそのようなサイトを、のぞいてみた事がある筈です。この広告パターンは、実は競馬、競輪、競艇、又はパチンコなどのギャンブルの情報屋、又は予想屋が古くから用いている手法なんです。

・何十年の歳月を費やして遂に完成させた必勝パターン!今回に限り先着、何名様限定と続き、一般会員○○○円、極秘情報に付いては特別会員○○○円、最後の殺し文句で、これで明日からあなたも億万長者の第一歩、締め切り間近か、お早めに!となるわけです。

・そもそも、商品先物取引を勝率で語る事に大変、違和感を感じます。1回の勝負で2千円しか勝てなくても、4百万円勝っても、勝ちとカウントし、これを9回繰り返したとしても、たった1回の相場判断を誤っただけで、9回勝った分の利益を全て吐き出してしまう事など日常的に起こる事なんです。このようにして9勝1敗でトータル負けとなる最大の原因は、利食いは早く、損切りをいつまで経っても躊躇してしまう結果なんです。

・人間は弱い生き物で相場の思惑が外れるといつまで経っても損を引きずったままで取引を継続しようとします。

・又証券投資の世界では塩漬け、と言った表現が有りますが、商品先物取引の世界は値洗い損(計算上の損)が発生しても6ヶ月から1年で納会を迎える期限付きの取引であるため、塩漬け状態で2年も3年も放置するわけには行きません。収益率の考え方を持つと、それこそ1勝9敗でもトータル勝つことが可能なんです。勝率で勝敗を決めるのは、リーグ制のプロ野球の世界の話です。気を付けたいものです。

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